アジソン病は副腎皮質機能低下症とも言われ、副腎から出るホルモンのコルチゾールとアルドステロンが産生不足のために引き起こされる病気です。
猫無痛性潰瘍、猫好酸球性肉芽腫、猫好酸球性プラークなどは別の様相を示しているけれど、どれも根幹が同じ
アレルギー反応です。
近年、猫のアレルギー疾患は増加傾向にあります。皮膚や粘膜は上皮組織で、外界と自分の境目になっている組織です。中でも皮膚は範囲が広いです。
アレルギーの反応がどこで発生しているかによって、目⇒結膜炎、鼻⇒くしゃみ・鼻水、気道⇒喘息、消化器⇒嘔吐・下痢、皮膚⇒痒み・赤みなどが発生します。猫はアレルギー疾患の時に、好酸球が炎症の現場にたくさん集まってきて、膨らみを作ることがあります。
風薫る五月ですが、突然気温の高い日が来たかと思うとまた肌寒い気温に戻るので、人も動物も体調不良を起こしやすくなっています。変化に対応しようと身体が頑張っても、自律神経系がくじけると弱い組織の症状が出てきます。いつも以上に体調変化を細かくチェックしてください。
フィラリア予防は知ってるけど細かいことは分からない方は多いです。フィラリア感染症のリスクが高くならないように予防薬の投与の大切なことを知っておきましょう。
ウェルネスプランは予防プランとも呼ばれる飼育動物へのケアプランです。
健康診断と少し異なります。
「花冷え」という言葉があるように、寒の戻りがある4月です。月の前半はまだ油断できません。暖房関連はよほど暑がりさんでない限りは片付けないことにしましょう。
年度替わりで進学や就職や転勤などで生活が変わられたご家庭があるかもしれません。このような環境変化に犬や猫はとても敏感に反応します。フェロモン製剤を使う、心を落ち着かせるサプリメントを投与するなど、トラブル前に対応するとストレス軽減になります。
(注意)フェロモン製剤について、診察室前の掲示板でご紹介中です。