猫は口唇の垂れた犬とは違い、通常で涎(ヨダレ)を流すことはありません。猫が顎を掻いたり、横になって寝ていた後で湿った部分を見つけるなどがなければ、猫が涎をたらしていることに気付くこともないでしょう。口周りに黒い汚れ(乾いている)のはわずかな涎が発生した印です。
犬の歯の健康については多くの飼い主さんが関心を持っています。歯みがきをすることで歯石を予防でき、それによる歯肉炎が予防できることも周知のことです。ただ、歯みがきが嫌いでさせてくれないと嘆く飼い主さんもまた多くいらっしゃいます。そのため硬い物を噛ませることで歯みがきの代用にしようとしています。しかしこれには問題があります。
すでに熱中症の注意日、危険日が始まっています。 暑熱順化していない初夏の方が体調を崩しやすいです。動物を家に残して出かける場合の室温に気を配ってください。またしっかり水が飲めるように用意してお出かけください。水食器を倒してしまう腕白酸は特に注意が必要です。 深い眠りがとれるように、慢性的な痛みや身体の不具合に注目し、きっちり治してあげるよう努めてください。
アジソン病は副腎皮質機能低下症とも言われ、副腎から出るホルモンのコルチゾールとアルドステロンが産生不足のために引き起こされる病気です。
猫無痛性潰瘍、猫好酸球性肉芽腫、猫好酸球性プラークなどは別の様相を示しているけれど、どれも根幹が同じ
アレルギー反応です。
近年、猫のアレルギー疾患は増加傾向にあります。皮膚や粘膜は上皮組織で、外界と自分の境目になっている組織です。中でも皮膚は範囲が広いです。
アレルギーの反応がどこで発生しているかによって、目⇒結膜炎、鼻⇒くしゃみ・鼻水、気道⇒喘息、消化器⇒嘔吐・下痢、皮膚⇒痒み・赤みなどが発生します。猫はアレルギー疾患の時に、好酸球が炎症の現場にたくさん集まってきて、膨らみを作ることがあります。
風薫る五月ですが、突然気温の高い日が来たかと思うとまた肌寒い気温に戻るので、人も動物も体調不良を起こしやすくなっています。変化に対応しようと身体が頑張っても、自律神経系がくじけると弱い組織の症状が出てきます。いつも以上に体調変化を細かくチェックしてください。