
日常的にたくさん水を摂取している犬や猫は、それが普通になっているので、飼い主さんは犬猫が「多飲多尿」になっていることに気付きにくいようです。夏だからたくさん飲んでいるのではなく、他の病気のせいで飲水量が増している可能性があります。
多飲になる病気として、猫の腎臓病は大変よく知られています。なんとなく知っているつもりで、きっとそうだろう、治らない病気なのか、それじゃあ仕方がないか、という考えになってしまわれる飼い主さんもおられます。腎臓病も早期の治療介入で悪化速度を遅らせることができます。
水をたくさん飲む他の病気があります。糖尿病はその中でも、放っておくと悪化し命の危険がある病気です。早期に発見できた場合、猫の糖尿病はSGLT2阻害薬の内服薬による治療が可能です。液剤投与ですので、飼い主さんにも猫にもストレスが少ないです。
犬では、肝臓病やクッシング症候群があげられます。もちろん犬でも腎臓病や糖尿病では猫と同じように多飲になります。
中高齢の犬猫やしばらく健康診断を受けていない場合は、血液検査や尿検査、画像の検査などで、身体の状態を把握しておきましょう。