
犬も猫もさまざまな眼の病気を発症します。一般的な眼の問題には次のようなものがあります。
①結膜炎:
結膜の炎症は「あかんべー」した部分の腫れと赤みを特徴とします。細菌やウイルスの感染、アレルギーが原因になります。
②角膜潰瘍:
黒目の表面を覆う角膜に欠損や破損が生じると角膜潰瘍になります。ひっかき傷が最も多い原因です。とても痛みます。眼を強くつぶります。
③異物:
草むらを歩いていて、草の実が眼に入ることがあります。まぶたの下に挟まっていることが多いです。痛みがあります。直ぐに取り除かないと結膜炎や角膜潰瘍を起こします。
④白内障:
水晶体が不透明になり、光が網膜に届かなくなります。白さの密度により視力に影響が出てきます。加齢性、先天性。糖尿病に併発することもあります。
⑤網膜剥離:
網膜は眼の奥に有りスクリーンの役目をしている組織です。多くは、高血圧症の結果に発生します。高血圧症が制御されないと剥がれた網膜の下の部分に液体が溜まり、剥がれ、視力は喪失します。
涙が多い、眼を細める、目を閉じている、眼の中に目やにが溜まっている、目をひっかく、顔をこする、眼が赤い、壁や家具にぶつかる、眼が曇っている、光を避ける(まぶしそうにする)、眼球が腫れている、眼が膨らんでいる、顔のバランスがおかしい、などが眼の異変の主な症状です。
眼の異常に気付いたら、直ぐに病院へいらしてください。