11月の掲示板、自販機前は「タンパク尿」についてです。
尿検査をおすすめしています。その中で「尿タンパクがある」ということはどういうことなのか、もし尿タンパクの項目が陽性だったらどうするのか、などについて説明しています。
診察室前の掲示板では、「関節症」について掲示しています。
冷気が来ると、関節の問題が表面化してきます。どのような動きを取ったときに関節症を疑うのか、関節症の病態はどのようなものなのか、どのように治療していくのか、新しい治療法のことも含めて説明しています。
「尿タンパク」は腎臓由来ではないこともあります。他の病気ではないことを確認し、それでもなお持続的に尿から蛋白が漏れ出ているとなると、「腎性タンパク尿」になります。血液検査で「腎臓の数値」として知られている血中尿素窒素(BUN)やクレアチニン(CRE)が高くなっていなくても、腎臓由来のタンパクが尿にでていれば腎臓病です。早期に知って対処し、腎臓を長持ちさせるのが、尿検査の目的です。
関節症は痛みがあるので、動物のQOLを悪化させます。痛みのために動くのを止めていると、筋肉が拘縮し、関節も固まって、さらに歩行を困難にしてしまいます。高齢動物では関節症に悩まされるのは当たり前です。でも痛みから解放してあげることで明るい生活ができます。痛みが減少するとまた元の生活ができるようになります。最後まで、自力で歩く、自力で排泄できる、自力で食事が取れる、こうした自立と援助は有っても介護なしの生活が、犬でも目標になります。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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