5月17日の世界高血圧デーにちなみ、犬と猫の高血圧症について掲示しています。
高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、明らかな症状を出さずに身体に悪影響を及ぼし続け、ある日突然大きな障害を発生させます。高血圧が続くと、生活の質や命の長さに影響します。
犬猫の高血圧は基礎疾患が原因のことが多く、腎臓病や心臓病、多血症、肥満(高脂血症)、クッシング症候群や甲状腺機能低下症などの代謝疾患、慢性炎症やストレス・不安などは危険因子です。
高血圧の早期発見と治療で、ペットに生活の質の高い暮らしを提供してあげましょう。
まずは病気を知ることから。そして、この機会にぜひ、ペットの血圧測定を受けてみて下さい。
血圧の測定は、動物を安定にさせてから、尻尾または腕にカフを巻き、心臓と々高さに固定してから、カフに空気を送り込みます。少しずつカフの空気を抜いてくる段階で脈圧を感じるところの最も高いところと最も低いところをチェックします。これが収縮期血圧と拡張期血圧になります。
測定は5回以上繰り返し行い、それぞれの平均値を算出します。
1週間以上の間隔を開けて2回以上血圧測定を行い、標準範囲を超えた値が出たら「高血圧症」が診断されます。標的臓器障害を発生させるリスクの高さにより、正常~前高血圧~高血圧~重度高血圧の4つに分けられています。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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