「犬は特に気にしている様子はないのだけれど、まぶたに小さなおできができている、ちょっと気になる」というご相談を受ける頻度は高いです。
まぶたには涙の脂性成分を分泌するマイボーム腺があり、この組織がこんもりと大きくなって、膨らみを見せます。
大部分は「マイボーム腺腫」という良性のおできです。ただ、発生率はかなり低くなりますが、他の腫瘤、悪性のものが発生することもあります。
腫瘤が皮膚や皮膚の下の組織に見つかったとき、細い針でできものを刺して、細胞を採取し、染色液で染め、顕微鏡で観察します(細胞診といいます)。目の上の小さなおできは、この検査を実施するのが難しいです。犬が動いたら眼を刺してしまいそうですし、小さすぎて検査に有効な細胞がしっかり採れないかもしれないからです。
さて、この部分のおできをどんな風に取り除くのか、いくつか方法があります。掲示板でお知らせしています。ご覧ください。
なお、目の縁以外ではなく、眼の周囲の皮膚に腫瘍ができることもあります。皮膚を形成する細胞はいろいろあるので、ここにできる腫瘍もさまざまです。良性腫瘍よりは悪性の腫瘤物の方が発生頻度は高くなります。眼という特殊な組織の近く、そして顔の一部ということもあり風貌も気になります。大胆に切り取ることに抵抗があるかもしれません。ペットの年齢やその腫瘤の侵襲度などを考慮に入れて、治療法を選択する必要があります。まぶたの腫瘤物の治療法をいくつか挙げています。これらが参考になるかもしれません。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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